2022年11月3日

ヴィトンのエピの耐久性や寿命は？汚れの落とし方やお手入れのコツも併せて解説

豊富なカラーバリエーションを魅力とするエピシリーズは、1985年に登場して以来、今もなお多くのファンに愛されているルイ・ヴィトン屈指の人気アイテムです。

どの年齢層にもマッチする上品な風合いと、使うシーンを選ばないシンプルなビジュアルで、財布・バッグともに幅広く愛用されています。

本記事では、ヴィトンのエピシリーズの耐久性や寿命について詳しく解説し、その魅力を深堀りしていきます。レザーの品質を美しく保つためのコツや、具体的なお手入れ方法などについても紹介しているので、エピの購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。

ヴィトンのエピの耐久性はどれくらい？

ヴィトンのレザーアイテムの中でも、エピラインは耐水性・耐久性に優れており、経年劣化が起こりにくい素材です。また、凹凸のある型押しのデザインが施されているため、経年劣化によるシワや割れが目立ちにくいという特徴もあります。

ここからは、エピの素材の特徴や耐久性について深堀りしていきましょう。

ヴィトンのエピの素材はカーフスキン

ヴィトンの定番シリーズであるエピの革には、レザーの中でも屈指の耐水性と発色の良さで知られるカーフスキンが採用されています。カーフスキンとは生後6ヶ月以内の仔牛からとれる希少な革で、繊維構造が非常に細かいことから、柔らかく滑らかな手触りを特徴としています。

また、エピはヴェルニやダミエといった他のアイテムに比べて耐水性があり、色落ちしにくいのも特徴です。
ヴィトンといえば、レザーの色落ちや風合いの変化を楽しむアイテムが多いイメージですが、エピは新品さながらの発色を長期間堪能できます。

他のシリーズにはない色みを取り入れた豊富なカラーバリエーションは、エピの最大の魅力と言っても過言ではありません。

湿気や摩擦には要注意

エピシリーズに限らず革製品全般に言えることですが、湿気は革の繊維を弱らせ、劣化やカビの原因となる可能性があります。梅雨の時期や雨の日の取扱いには十分に注意し、バッグが濡れてしまった際には柔らかい布で優しく拭き取って、しっかりと乾かすようにしましょう。

ちなみに、お手入れのために本革用のオイルを塗るときにも注意が必要です。油分を過剰に与えてしまうとレザー全体がベタつき、エピの美しさが損なわれてしまいます。

また、摩擦も劣化を早めてしまう要因の一つに挙げられます。財布を出し入れしたり、バッグを長時間持ち歩いたりするときには、強く擦れてしまわないよう気をつけてください。

エピの寿命の目安

本革で作られた財布の平均的な寿命は3年前後。しかし、型押し加工が施されたエピレザーには、5年以上はキレイに使い続けられるほどの耐久性が備わっています。

また、さまざまな衝撃や強い日差しを受けることが想定されているバックの場合、10年以上使い続けられるケースもあるとか。

ただし、財布もバッグもしっかりとお手入れをしながら、適切な管理方法のもとで丁寧に使い続けることが前提です。定期的なブラッシングやクリーニングを施し、使わない日が続く場合は湿気を避けて保管するなど、長持ちさせるための手間を惜しまないようにしましょう。

ヴィトンのエピの耐久性を高めるお手入れのコツ

いくら耐久性があるエピでも、お手入れをしなければ当然劣化してしまいます。
メンテナンスを怠った結果、せっかくのエピが台無しに…なんてことにならないよう、3つのコツをしっかりと押さえておきましょう。

・オイルを使って艶出しをする

・黒ずみや汚れをしっかり落とす

・プロのクリーニングや修理に出す

オイルを使って艶出しをする

マットな質感と独特の風合いを備えた美しいエピを楽しむためには、定期的なオイルケアが欠かせません。
日常的に乾いた布で汚れを優しく拭き取るのに加えて、3カ月に1回くらいの頻度でブラッシングと艶出しをしましょう。オイルをかけることで革の乾燥によるひび割れや色落ちを防ぎ、エピレザーの耐久性をキープできます。

艶出しの際には本革専用の馬毛ブラシをかけ、ミンクオイルなどの革用オイルを使って革に丁寧になじませます。
ここでオイルを塗りすぎると、エピの油分が多くなってカビやシミの原因となってしまうので要注意です。柔らかい布に極小粒サイズのミンクオイルを少量取り、円を描くように優しく塗り込みましょう。

黒ずみや汚れの落とし方は？

ヴィトンのアイテムには職人の加工が施されているので、軽い汚れであれば柔らかい布で拭き取るだけでも十分落とせます。

革全体がくすんで見えたり汚れていたりする場合は、柔らかい布にレザーソープをなじませて満遍なく塗り広げ、優しく擦りながらクリーニングをします。エピは表面が凸凹しているので、力を入れすぎないよう細心の注意を払いながら進めましょう。

また、頑固な黒ずみや汚れには、ソフトガミという革製品専用のクリーナーを使用するのもおすすめです。型押しや角の細かい部分にも使えるので、ヴィトンやその他レザーアイテムのお手入れに慣れていない人も比較的簡単にクリーニングできます。

プロのクリーニングや修理に出す

コツをしっかりと押さえていても、やはり素人のメンテナンスでは限界があります。大事なエピを何十年でも使い続けるためには、やはりプロに任せるのがいちばんです。

ルイ・ヴィトン公式では商品のリペアサービスを全国のストアで実施しており、財布をはじめとする小物類の細かな修理も受け付けています。

ファスナーや金具の交換：30,800円～
スナップボタンの交換：10,340円
縫い直し：20,900円～
フチの塗り直し：20,900円～

※参考：LOUIS VUITTON公式サイトお手入れ/リペア

リペアを依頼すると、ヴィトンの技術を習得した専属の職人が純正の部材を使って丁寧に仕上げてくれるとのこと。自分でお手入れをするよりも高くつきますが、費用をかける価値はあります。

また、革製品のクリーニングを専門としているお店も全国各地にありますので、エピを大切に使いたい方はチェックしてみましょう。

エピの人気色を財布とバッグ別に紹介

ここからは番外編として、カラーバリエーションを魅力としているエピの人気色をご紹介します。

財布	バッグ
イエロー系・ブラック系	ブラック系・ピンク系

同じモデル、同じ素材でも、色味によって異なる味わいを楽しめるのがエピならではの魅力です。
財布・バッグ別にご紹介するので、実際に使うシチュエーションを想像しながらカラー選びを楽しんでください。

ヴィトン・エピの財布の人気カラー：イエロー系、ブラック系

エピの素材感を最大限に楽しむなら、やはり長財布のジッピー･ウォレットがおすすめ。その中でもイエローはファンが多く、公式サイトでも常に在庫切れ状態となっている大人気カラーです。

発色の良いエピ素材との相性が良く、ビビットでありながらも型押しの上品な質感が大人らしさを演出してくれます。

ちなみに、財布に明るいカラーを取り入れるのは風水的な観点からも良いとされていて、金運アップのためにイエロー系を選ぶ人もいるようです。

また、ノワールというブラック系もヴィトンの定番カラーの一つ。
長財布、二つ折り財布、コインケースなど、いずれのウォレットアイテムにも必ずと言って良いほど用意されているので、初めてヴィトンを買う人が最初に手に取るカラーでもあります。

ヴィトン・エピのバッグの人気カラー：ブラック系、ピンク系

エピ素材を使ったバックの中では、やはり大定番のブラック系カラーに人気が集まっています。

20代から60代まで幅広く使えて、コーディネートや使用シーンを選ばない万能さは、他のどのカラーよりも優秀です。周りと被りがちなブラックでも、独特のレザーパターンがあしらわれたエピを選ぶことで、おしゃれへのこだわりと個性を上品に演出できますよ。

また、個性を出すという意味ではピンク系のバッグも人気です。

エピでしか表現できない絶妙な色みが、女性らしさを存分に醸し出しています。

通常のレザーよりも耐久性が高いため、デイリーユースでも色褪せることなく、新品同然の発色を長く楽しめますよ。

ヴィトンのエピを探すならかんてい局がおすすめ！

当社が運営しているかんてい局では有名ハイブランドを幅広く取り扱っており、ルイ・ヴィトンの買取&販売には特に力を入れています。全国各地で店舗を展開しているため、今回ご紹介したエピ以外にも、モノグラムやダミエ、ヴェルニなど、さまざまな人気シリーズが揃っています。

商品はすべて専門の査定士がしっかりとチェックしておりますので、偽物を購入してしまうリスクもありません。人気カラーのエピをゲットしたいとお考えの方は、ぜひ一度ご利用ください。

かんてい局はこちら→https://www.kanteikyoku-shikoku.jp/contact/

ヴィトンのエピの耐久性に関するよくある質問

最後に、Louis Vuitton（ヴィトン）のエピの耐久性についてよくある質問をまとめて紹介します。

Q.ルイ・ヴィトンのエピは本革ですか？
Q.エピの財布の寿命はどのくらいですか？
Q.ヴィトンのエピは時代遅れですか？
Q.ヴィトンのエピで廃盤になったモデルは何ですか？

Q.ルイ・ヴィトンのエピは本革ですか？

エピシリーズは若い仔牛の革である、カーフスキンという本革が使われています。繊維構造が細かいため色落ちしにくく、耐水性にも優れています。他のどのブランドよりもレザーの質にこだわる、ルイ・ヴィトンならではのアイテムです。

Q.エピの財布の寿命はどのくらいですか？

使用状況やお手入れの頻度にもよりますが、適切にケアすれば10年以上使用できます。エピの特性に合ったクリーニングやオイルケアを定期的に行い、湿気や直射日光を避けて保管するなどして、寿命を少しでも延ばす工夫をしましょう。

Q.ヴィトンのエピは時代遅れですか？

ヴィトンのエピシリーズは今もなお愛用しているファンが多く、決して時代遅れではありません。1985年に登場した歴史のある定番ラインという理由から、時代遅れだと評する人もいるようですが、それは流行に左右されないデザインであるとも言い換えられます。

新色や派生ラインも定期的に登場しており、今後も注目のモデルと言えるでしょう。

Q.ヴィトンのエピで廃盤になったモデルは何ですか？

エピラインのスピーディやサンジャック・ショッピングバッグは、2024年現在は廃盤となっています。この他にもエピデニムやエピプラージュなど、派生ラインが多数展開されているため、廃盤となってしまうモデルは定期的にあるようです。

ただし、今は店頭に並んでいないだけで、廃盤が正式に決まったわけではないモデルもあるので、最新情報は公式サイトやヴィトンのストアで確認してみましょう。

ヴィトンのエピの耐久性について | まとめ

以上、今回はルイヴィトンの人気素材・エピの耐久性について解説しました。

カーフスキンを使用したエピレザーは耐久性が高く、本革ならではの高発色を長く楽しめる素材として愛用されています。正しく使えば10年以上は寿命が持つと言われていますが、湿気や摩擦、過剰な油分には弱いという性質もあるので、注意が必要です。やっと手に入れたお気に入りのヴィトンを少しでも長く使うためにも、お手入れは忘れずに行いましょう。

今回ご紹介したポイントを参考にしながら、魅力たっぷりのエピを存分に満喫してください。