Hermès(エルメス)は、高級ファッションの象徴ともいえるブランドです。
この記事では、Hermès(エルメス)の歴史と歴代デザイナーがブランドにどのような影響を与えたのかについてご紹介します。
Hermès(エルメス)の歴史について知りたい方は、ぜひご覧ください。
□Hermès(エルメス)の歴史とは?
*高級馬具メーカーからの転身
Hermès(エルメス)は、1837年にティエリー・エルメス氏が創業した馬具工房が起源です。
この工房はロシア皇帝やナポレオン3世を顧客に持ち、1867年には万国博覧会で銀賞を獲得するなど、その品質は早くから高く評価されていました。
そして、20世紀初頭に自動車が普及し始めると、Hermès(エルメス)は馬具からバッグや財布などのファッションアイテムへと事業を拡大しました。
*ファッション界への進出
1903年には、馬具の製造技術を活かしたバッグを製造しました。
その後も、Hermès(エルメス)はスカーフや腕時計、香水など多岐にわたる商品を展開していきました。
オレンジ色の包装紙が採用されたのもこの時期であり、ブランドイメージが確立されました。
*伝説のバッグが誕生
1956年には「ケリー」、1969年には「コンスタンス」、そして1984年には「バーキン」と、次々と名作バッグが誕生しました。
これらのバッグは今も高い人気を誇り、Hermès(エルメス)の象徴ともいえる存在です。
□Hermès(エルメス)の歴代デザイナーとは?
1.Hermès(エルメス)一家の時代
創業から1980年までは、エルメス)一家がデザイナーを務めていました。
ティエリー・エルメスやシャルル・エルメスなど、一家の人々はブランドを多角的に展開しました。
特に4代目社長のロベール・デュマは、錨のチェーンをモチーフとした「シェーヌダンクル」ブレスレットや香水「カレーシュ」を生み出しました。
2.エリック・ベルジェールの登場
エリック・ベルジェールは、エルメス一家以外で初めてレディース・クリエイティブ・ディレクターに就任した人物です。
この方は1981年から1989年までHermès(エルメス)で活躍し、その後もファッション界で多くの業績を上げました。
3.クロード・ブルエの影響
クロード・ブルエは、エリック・ベルジェールが退任した後にレディース・クリエイティブ・ディレクターとなりました。
この方は、以前「マリ・クレール」の編集長を務めていた経歴を持ち、Hermès(エルメス)のレディースラインに多くの影響を与えました。
□まとめ
Hermès(エルメス)の歴代デザイナーは、ブランドの歴史とともにその魅力を形作ってきました。
エルメス一家から始まり、エリック・ベルジェール、クロード・ブルエといった個性豊かなデザイナーたちが、Hermès(エルメス)の多様な商品とブランドイメージを築いてきたのです。
この記事を通じて、Hermès(エルメス)の深い歴史や魅力について知っていただければ幸いです。